名張市内に事業所を置く株式会社中西商会は、百五銀行が発行する「百五SDGs(持続可能な開発目標)私募債」の手数料の一部を虹の会(名張育成会等福祉施設支援団体、耕野一仁会長)を通じ、社会福祉法人名張育成会へ電気機器を寄贈した。
同私募債は、地域貢献を考える発行企業が指定する教育や福祉機関などに物品を寄贈する制度である。同私募債は9月下旬に発行。12月21日に百五銀行桔梗が丘支店(前川暁支店長)で贈呈式が行われ、同法人市川知恵子理事長に、契印機1台とヘッドセット一式の目録が手渡された。
中西商会の河村卓勇社長は、「半世紀にわたり名張で事業をさせていただいてきたので、何かお役に立てる事はないかと考えてきた。これからも、SDGsの取り組みを続けながら、地域に恩返しをしていきたい」と話した。また市川理事長は、「コロナ禍の中、感染予防に努めながら、施設運営をしてきた。利用者や職員が行う書類整理の作業やリモート会議に使う備品等が不足しており、大変困っていたが、この度の寄贈は大変ありがたい。大切に使わせていただきたい」と感謝の言葉を述べた。
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