▼ぴーぷるステーション【NO.5】
名張市上長瀬区長・岩本衛さん(64)
■地区挙げて受け皿OK
 「特認校に決まった以上、地区挙げての協力は惜しみません。既に、地域や保護者会で推進委員会も設置しており、1人でも多くの子どもたちが『長瀬』へ転入学を希望し、その良さを知ってほしいと思います」と話す名張市上長瀬区長の岩本衛さん(64)。4月からの新しい取り組みを前に、長瀬小と協力して「学習の様子」や「行事」「地域環境の活用」などを紹介した独自の゛しおり394000部を作成、市内の小学校や幼稚園、関係機関へ配布・PRしている。
 同市教委が2003年度からの「小規模特認校制度」に指定したのは、同校のほか滝之原、国津の3小学校。保護者が自然環境に恵まれた小規模教育を希望すれば、一定の条件を付け、学校区をまたいで転入学できる。2年間の試行だが、通学期間は入学から卒業までで、1年間以上の通年通学でも認められる。
 三重交通を退社後、昨年から区長を務める岩本さんは「長瀬は他の2校と違い、近くに住宅団地もなく条件的には不利。しかし、車なら桔梗が丘から10分もかかりませんよ。それだけに、市内全域へのPRが必要」と強調。さらに「地区としてはぜひ学校は残して欲しい。それだけに上野のスクールバスや、青山町営バスのような手立ても考えてもらわなくては…また、合併問題など、不安は尽きません」とも語る。
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