■空き別荘をサロン利用
　平成９年１０月に発足した伊賀名張生きがいクラブ。高齢者にとっては魅力に富んだ同クラブのメンバーは約２７０人に膨れあがった。「時間預託」といったギブアンドテークの奉仕で結ばれたこのクラブが、４月２日、桔梗が丘２番町の住宅街に「生きがいサロン」をオープンすることになった。
　クラブ代表の岡田賢一さん（富貴ケ丘５−５−６、６０）は、「私たちのボランティア運動にご理解が深い、市内で開業されている某女医さんから、桔梗が丘にある１階が空いている別荘を開放してもいいよと。そんな、ありがたいお申し入れをいただき、ご好意を受けて、以前からの夢だった生きがいクラブとしてお借りすることになりました」とうれしい裏話を明かす。
　「とりあえずは会員制だが、会員外の高齢者も出入りは自由。毎週水曜日の午前１０〜午後３時まで、希望者の自宅―サロン間を会員の自家用車が送迎し、おしゃべりや給食ボランティアによ昼夜、趣味遊びなどを楽しんでもらおうという気楽なサロン。サロンは時間預託グループが運営するので車による送迎は実費（燃料費程度）程度のご負担はいただきます。ブラッとサロンを訪れ、仲間と楽しい時間を過ごしていただける心のオアシスを目指します」
　本来、同クラブは高齢者の病院通いの送迎などで活躍している。