▼ぴーぷるステーション【NO.15】

悠遊陶房メンバーの伊賀焼作陶展・宮崎晴美さん(58)

陶芸の作品を自由に鑑賞
 名張市松崎町の伊勢丈陶器店ギャラリーは、陶芸のアマグループ、「悠遊陶房」(高橋廣代表)メンバーの伊賀焼作陶展」を長期開催している。
 市内在住の35歳から73歳までの男女20人が陶芸を楽しむために結成したグループで、長瀬にクラブ専用の工房を開設し、活発な作陶活動に励んでいる。
 結婚以来、35年間にわたってさまざまな陶芸展の世話をしてきた宮崎晴美さん(58)は、「悠遊陶房さんは、市内の陶芸サークルの中で、活動がきわだって活発で、豊富な作陶歴をお持ちの方が多く、ベテランぞろい。アマとはいえ、プロ作家にも劣らぬ実力をお持ちの方もいらっしゃいます。メンバーの共通項は伊賀焼への挑戦。レベルの高い、個性がにじんだ作品が多いので、こちらが作陶展を企画しました」と。
 店舗は総ガラス張りのビル。従ってギャラリーの作品展は道路側からも自由に鑑賞を楽しむことができ、道行く市民にはなかなかの好評という。
 女性らしい精ちな目利きだと評判の宮崎さんは、こんなふうに力作の魅力を解説してくれた。「古代の天平時代に創始したといわれる伊賀焼は、荒々しい作陶が特徴。9人が約60点を出品くださいました。どの作品も個性が強く、作風は多彩。豪快な炎が伊賀焼独得のビードロを産み、豪快な窯変の美を創る」。

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