▼ぴーぷるステーション【NO.18】

「和嬉会愛(わきあいあい)」代表・中山登貴さん(42)

和嬉会愛で老後楽しく
 「お年寄りが、いつまでもその人らしく地域で暮らせるように」との思いを込めた老人介護講演会が、6月22日(日)午前10時から名張市老人福祉センター「ふれあい」で開かれる。実施するボランティアグループ「和嬉会愛(わきあいあい)」代表、中山登貴さん(42)=同市つつじが丘南5=は「ヘルパーに頼んでも希望するものが買えない。墓参りにも行きたい。そのような声をサポートできれば……」というのがきっかけで計画した。
 大阪・豊中出身。旅行社などの勤務を経て、名張市内の医院や上野市内の特別養護老人ホーム第2梨ノ木園で介護職に当たっているが、この春、介護福祉士の国家試験に合格した。「現在の会員は、72歳のベテランから大学生までの12人。それぞれの支援活動に情熱を傾けています」ときっぱり。
 同会は、サポートを受けたい人の自立支援や、車いすの人も一緒に毎月各地の温泉に出掛けて、お互いの交流を深める、さらに伊賀介護JIN(人)の集いとして介護職の勉強会などを行っている。「講演会では福井・大野市に本部がある生活介護研究所の福野初夫さんから介護用品の選び方・使い方についてのお話や、他の方からも痴呆の問題に関して語ってもらいます」と中山さん。当面、年1回の開催を目標に、将来的にはNPOを立ち上げる予定。

TOP戻る