▼ぴーぷるステーション【NO.26】

「すりーはーと」理事長・石原孝次郎さん(68)

■市民が誇り持てる町に
 「犬を散歩させていて、街路にごみやフンの多いことに気づいたのがきっかけです」。この春、NPO法人の認証を受けた「すりーはーと」理事長の石原孝次郎さん(68)=名張市富貴ケ丘6=は「市民が誇りを持って暮らしていける資源循環・環境共生型のまちづくりに寄与したい」と意気込む。
 北海道出身。21年間、大阪で運送会社に勤めた後、1990(平成2)年に名張へ移住した。「当時、ごみの個別収集はオープンステーションで、20〜30戸単位で空き地の角などへ勝手に置いていた。しかし、住家が増えるに従って置くところがなくなりましてね。自分の軽トラックで回収に走り、処理場まで運んでいましたよ」と感慨深げ。
 「すりーはーと」は、「郷土を愛する心」「思いやりの心」「奉仕の心」を基本とし、今月18日現在の会員は28人。今年度総会で、公園や空き地など公有地の管理や市の市民活動支援センター準備室との連携も視野に入れて、本格的な活動方針を確認し合ったが、石原さんは「ごみの個別収集が必要とされる家庭は約460戸。ただ、これからはどんどんと高齢化も進みます。私たちは地域の美化に加えて、各家庭を回りますので、独居生活をしているお年寄りの確認もできます。幅広い活動をしたい」と話している。

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