▼ぴーぷるステーション【NO.42】

名張山野草の会会長・安垣嘉人さん(69)

名張で一番山野草の主
 自然に恵まれた名張で山野草の魅力にとりつかれた趣味人は多く、自ら育てている愛好者は500人、いや800人は下らないとも言う。
 コレクションの種類も、育てる腕前も右に出る人はいない、と言われのが昨年、名張山野草の会会長に推された桔梗が丘南1、安垣嘉人さん(69)。
 12、13の両日、名張産業振興センターで催された、同会主催の「涼と緑の祭典」会場で、インタビューに応じてくれた。「ウーン、自慢じゃないが自宅では約500種を育てています。まあ、山野草とのおつきあいは約30年。みなさんが驚くほどの奇種も珍品もありませんよ。私のコレクションは、直感で気に平凡なもの。長い経験だけが取り得みたいなもの。飛び抜けた鑑識眼が秀れているわけでもなし」と奥ゆかしい。
 だが、ベテランぞろいの会員らは、「そりゃ、山野草の世界じゃ、安垣さんが一番。目も腕も、そしてコレクションの質量もこの人が名張の主」「元々JR東海道線の機関士さん。東海、中国、近畿をくまなく歩き回り、コレクションは最高に豊富。盆栽仕立ての枝も一流や」など賞賛の声。
 なるほど、この祭典に展示した自作はミニリンゴ、夏グミ、クチナシなどの寄せ植え小盆栽。愛好者は逸品だ、秀作だとうなるが、門外漢にとってはネコに小判。

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