▼ぴーぷるステーション【NO.43】

ALT(外国語指導助手)・ジョジーナ・マリー・クラークさん(25)

楽しかった学習や交流
 ALT(外国語指導助手)として3年間、名張市内の中学校で英語を教えてきた英国人女性、ジョジーナ・マリー・クラークさん(25)が帰国する。「名張は景色がよく、山に囲まれた気持ちと都会の感じを併せ持った町、離れるのは悲しい」と、ちょっぴりセンチメンタルな表情を見せた。
 英国・ロンドンから西へ約2時間のブリュスットル市出身。マンチェスター大学で政治学を専攻し、卒業と同時に日本へ。「父親が仕事でよく日本を訪れていたのと、友人からALT制度のことを聞いた。優れた日本と母国の違いを学びたかった」というのが応募の動機で、名張市では5中学校のうち名張、南、赤目の3校で教壇に立った。
 「生徒たちは先生を尊敬して、規則に対してもよく守っている。英語を学ぶことにはかなり頑張っていました。ただ、緊張していたのでしょうが、もう少し自分の考え方をオープンにしてほしい。今では生徒の性格も徐々に見えてきましたし、生徒との交流は楽しかった。また日本に来たい」。名張ではアパートで一人暮らし。学校へは徒歩かバスを利用し、小学校からの要請にも気軽に応じてきた。クラークさんは「日本語の勉強以外にも生け花や茶道の席にも出ました」と懐かしむ。また将来のことに触れると「国際的な仕事に就きたい。勤めるところがあればどこでもよい」。

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