▼ぴーぷるステーション【NO.47】

コケ玉作り講習会を開いた艮孝弘さん(61)

■易しい園芸コケ玉作り
  「とっても易しいんですよ。だれだってできます。奥は深いですが、盆栽や園芸に興味のある方なら、ちょっとしたコツを知れば、すぐ、お気にいりの作品づくりの魅力をお楽しみになれますよ」
このほど名張市赤目町長坂の手作り工房「結」で開かれた、手づくり作家展の会場で、コケ玉作りの講習会を開いた青山町桐ケ丘団地の艮(うしとら)孝弘さん(61)が、指導を求める人たちに優しく語りかける。
 長年、大阪の製鋼工場の熟練者だったという艮さんは青年期から盆栽の寄せ植えや山野草が趣味だったと。コケ玉におもしろさを知ったのは1年余前。「最初は、全国的になぜかコケ玉がブームなんですよ。HPで情報をさぐると、驚くほど多くの愛好者がいる様子がわかります。そりゃ、相手は小物だし、材料は手近にあるし、だれだってすぐ始められる。しかも、作品の姿形は思いのまま。皿にのせてよし、軒先につるすのもご自由、床の間に飾っても絵になります」と。
 コケは、花屋さんや種苗店で手に入るハイゴケやシノブゴケが一番人気なのだと言い。コケを丸め、できた玉を鉢代わりに、上部に好きな花木を植えて完成。「艮」姓について。「ようわからん。うちの祖先はんの職業は、なんか干支(えと)に関係していたのかな…。うん…」。

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