▼ぴーぷるステーション【NO.54】

桔梗が丘まちづくり委員会会長・松田三郎さん(63)

■予算編成が大きな作業
 「今年度事業の半ばから、懸案の事項を見直して新規の予算を編成するとあって大変な作業でした。協議に参加していただいた皆さんに感謝しています」。名張市の「ゆめづくり地域予算制度」の導入を受け、6日に「桔梗が丘まちづくり委員会」を設立、会長に選ばれた区長幹事の松田三郎さん(63)=桔梗が丘5=は8日朝から市まちづくり支援室を訪れて交付金申請に必要な書類を提出した。「市内のモデルとなるような活動を展開していきたい」と力を込める。  名張に移住して約30年。昨年、5番町第3区の区長となり、今春から区長幹事に就任。「区の仕事がどうにか分かりかけてきたときに今回の地域予算。これまでの補助金が打ち切られるだけでなく、環境美化推進・社会福祉・青少年育成といった既存協議会の再編成や新しい予算のやり繰りに苦労しました」と松田さん。製薬会社の研究室で働いていただけに組織や会議、代議員、地域計画、予算・事業、評価と監査などを盛り込んだ会則もしっかりしたもの。特に、敬老行事で慣例となっていた報償費の見直し、資源ごみ集団回収団体への助成も`当たり5円から3円にと、発足早々から「予算の効率化」に大ナタも振るった。  「このあと公民館の民間委託という大事業もあります。まだまだ気が抜けません」と話す。

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