▼ぴーぷるステーション【NO.56】

「いい歯の8020表彰」名張市長賞・犬塚つる子さん(81)

■丈夫な歯で楽しく食事
 80歳以上で20本以上の歯がそろっている人を対象にした「いい歯の8020表彰」で、今年度の名張市長賞に同市桔梗が丘5、犬塚つる子さん(81)が決まった。「歯医者さんのお世話になったのは乳歯を抜いたときなど3回だけ。親知らずは1本もなく、審査でも悪い歯がありませんとほめられました」と、にこやかに話す。 10月12日に開く体育・健康フェスタ2003の式典で表彰される。
 愛知・西尾市出身。仕事の関係で上野や津など各地を転勤、17年前に名張へ落ち着いたが、数か月前に連れ添った夫を亡くした。精神的に沈んでいたのを、近くに嫁いだ長女が見かねて「おばあちゃんは歯が丈夫だから受けてみては…」と書類が持ち込まれたという。
 「小学生のころに運動会で歯磨き競争というのがあり、そのときに教えてもらったような方法で歯磨きだけは欠かしたことがありません。食べ物は魚や肉のほか何でも食べますが、果物は別としてアンコのたくさん入った甘いものはあまり食べません。固いものも好きですね。歯ブラシは硬めのものを使っています。とにかくよくかむことですね、食事もおいしいですよ」。犬塚さんは、規則正しい生活習慣の大切さを強調すると同時に「歯がしっかりしていると、皆さんと同じものが食べられて楽しい」とも話す。

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