▼ぴーぷるステーション【NO.64】

「体育功労者」表彰・川合滋さん(51)

■1回はスポーツを
 インディアカ、ターゲット・バードゴルフといったスポーツレクリエーションの指導に当たり、このほど文部科学省から「体育功労者」表彰された名張市桔梗が丘南2の川合滋さん(51)。「だれもが週に1回はスポーツを楽しめるような環境をつくりたい」と意欲を見せる。名張市からの同表彰は、故岡山博義氏(元伊和新聞社長)らに次いで3人目。
 川合さんは県立上野工業高校を卒業後、家業のかわら製造に従事してきたが、20歳代後半に箱根で開かれた政党の青年研修会でレクリエーション指導を受け、人との触れ合いや仲間づくりを学んだ。以降、レクリエーションで”3種の神器”とされるゲーム、歌、ダンスの普及に努める傍らキャンプ活動に取り組むなど指導者として活躍。12年前に市レクリエーション協会を立ち上げた。5年前には文部科学省認定のレクリエーションコーディネーターの資格も取得している。
 「指導していて感じるのは、今の子どもたちは遊びを知りませんね。子どもは遊びの中で社会のルールを覚え、人との触れ合い、社会参加を身につけることができる。スポーツをやらない人でも、和やかなゲームの楽しさを知ってもらいたい。また遊びを大人が教えなければならないという現実も考え直す必要があるようです」と川合さんは話す。

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