▼ぴーぷるステーション【NO.72】

落語家・桂三弥さん(32)

■公民館でもぜひ一席を
 名張市の赤目長坂梅林を守る会(松井正義会長)がこのほど滝川沿いの梅の里で梅の苗木を植樹、進行役を担当したのが同市出身の落語家・桂三弥さん(32)=本名・三成忠司、大阪市淀川区塚本在住。「今、市内の食堂で年2回お客さんを相手に落語を披露しています。名張へ帰ると落ち着きますね」。
 実家は同市桔梗が丘4。落語への道は、東小学校から北中学、県立桔梗丘高校と進み、神戸学院大学の゛落研に入ったのがきっかけ。「笑いが好きだった。『大きな古時計』で売れっ子の平井堅さんは中学校時代の同級生です。世界は違いますがね」。数年間、フリーターをして26歳のときに桂三枝さんの門をたたいた。一門、12人のうち11番目。関西落語には目指す「真打」制度はなく、主に関西の高座で古典や創作落語中心に活躍中だ。
 2000年に名張市で行われた「魅せんねん」イベントでは、カウント行事の盛り上げに一役買い、昨年の同市民文化オンステージでは総合司会をこなすなど、こちらはただいま平井さんに負けじと売り出し中。
 「最近、どうにか楽しくなってきました」と、桂さん。植樹祭で「小噺」や参加者にインタビュー、自らも1本の苗木を植えた。だが、「声を掛けていただければ、公民館でも定期的にぜひ一席を……」とPR。

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