▼ぴーぷるステーション【NO.77】

名張市食生活改善推進協議会会長・松浦裕子(66)

地産地消で食の安全を
 「健康に配慮した食生活の普及に努めていきたい」。名張公民館でこのほど、地産地消の食材を使った「お正月料理教室」が開かれた。指導した名張市食生活改善推進協議会の松浦裕子会長(66)=つつじが丘=は「地場産品への関心が深まることで、食に対する安全意識も高まるのではないでしょうか」とも話す。
 22年前に大阪から開発途上だった同市内の住宅団地へ。当時、活発だった婦人会の役員を担った縁などから同市の栄養教室に参加。40時間の修養を修めて同推進協とかかわるようになった。
 「協議会が誕生したのは昭和35年。私自身は入会して、18年になるでしょうか。会長を任されたのは昨年からです。栄養教室は今でも市保健センターで開かれていますが、公募制です」と、松浦さん。
 今年の協議会は、年間の活動方針として市内10か所で「減塩」をテーマとした料理講習の指導に当たってきた。「食生活と健康は密接につながっています。それだけに、高血圧・貧血予防に関する料理や、乳製品を使いましょうとの声かけも行っています」という。
 伊賀地方における婦人会などの料理教室活動は、上野市が一歩゛先輩格。だが、松浦さんは「協議会の活動はあまり知られていませんが、これからも市民と一緒に食生活の改善に取り組んでいきたい」と意欲満々。

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