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青山町の明日を考える会・寺田邦芳さん(62)
■住民不在は我慢できぬ
 暮れの24日、青山町選管に、市町村合併問題に対する住民投票条例制定請求に必要な、有権者1107人の署名簿を提出した「青山町の明日を考える会」の寺田邦芳さん(桐ケ丘、62)は、「伊賀地域6市町村」の合併調印が1月26日と決まった厳しい状況下、あえて住民投票実施の挙に出たのは、この町の主権者住民の意思を無視した町政に我慢がならんのが基本です」と言う。
 「伊賀市づくりの協議がモタモタしたのは、そもそも合併枠に多くの矛盾や不合理があるのが原因。とくに市民・住民不在が今になって噴出した。私見だが、名張市が伊賀市から離脱した時、青山町も考え直すべきだったと思う」
 住民1107人の直接請求署名には重みがある。「首長・町議も真剣に住民投票を求める主権者の思いを考え、後顧に憂いを残さぬ判断をされるようお願いしたい。6市町村の中で、今、動揺しているのは青山町だけでない、私たちはそう厳しい合併環境を冷静に認識しているつもり。町民の関心の高まりをひしひしと感じています。とりわけ、町議12人の対応が以前とは大きく変化している。私たちは、条例制定がどう採決されるか、安易な予断はしていないが、あっさり否決されるとは考えていない。直接民主主義が間接民主主義より勝っているのは当然の話でしょう」と。
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