▼ぴーぷるステーション【NO.2】
上田みどり園・上田雄一さん(35)
■芭蕉さんは伊賀の誇り
 上野商工会議所青年部が伊賀の国発信宣言として実施する「四季を奏でるファッションコレクション」の広報を担当する「上田みどり園」の上田雄一さん(35)=上野市下友生。「昨年春に入部したばかりですが、青年部の結成15周年にも当たり、ぜひ成功させたい」と張り切る゛申(さる)年生まれだ。
 県立上野高校を卒業後、愛知・稲沢市内で造園の修業に入った。「普通科だったが、祖父が造園に携わっていた縁でしょうか。仕事は観葉植物のリースをメーンにしていますが、30歳のとき、国の技能試験で知事賞も頂きました。今は、青年部の活動に刺激を受けています」と話す。
 ファッションコレクションは、生誕360年を迎える芭蕉の「俳句」と現代の文化を融合。俳句への関心を高めると同時に、伊賀びとの熱さ・元気さをアピールするのが狙い。「このところ、リストラなどで人が解雇され、景気の冷え込みなども重なってか、どの店も飾り物の置き鉢を控えるようになりました。それだけに、お客さんが求める質の高いものをそろえることが大切で、まずは技術ですね」と、リース業への思いは熱い。
 「伊賀の蔵びらき」は、2004伊賀びと委員会を中心に多彩な事業が実施される。上田さんは「芭蕉さんは伊賀の誇り。伊賀を全国に発信したい」と力を込める。
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