▼ひと【NO.1】
名張商工会議所専務理事・前田信幸専務

■名張商工会議所の新専務理事
「初心忘るべからず」

 これまで、お決まりだったベテランポスとの、名張商工会議所の新専務理事に、なんと若い43歳の前田信幸・前事務局長が昇格した。

 有能な人物であれば、年齢なんかにはあまりこだわらないのが当世の人事。特に経済界ではこの傾向がつよい。年功序列社会ではこうもいかない。その点、前田専務は既に課長、事務局長もしっかりこなした商議所一筋の人だからこそ、辰巳雄哉会頭のおめがねにかなったのだろう。
 もちろん、2月に急病でポッカリ穴の開いた前立花専務の後任だから戸惑うこともあるまい。「重責はズシンと感じていますが、私が大切にしている信念、初心忘るべからずをより大切にしたい」と心を引きしめています」と。

 辰巳会頭から専務職の正式任命をいただいた時、会頭から「まず、一番の仕事はしっかり内部をまとめることから始めてくれ」と命じられたという。前専務の急逝以降、会議所はいろんな変動がったので、まず足元の職員体制の見直しを進め、会員の皆さんから、信頼される事務局システムを整えようということだと考えている。
 会議所のパワーアップは、会員目標1300口の確保問題があり、これも大切な日常業務ですから、より頑張りたいと。
 追手門大学経済学部卒。ゼミはもっぱら社会保障制度を学び、今も勉強のテーマは社会補償問題だと。自宅は伊賀市古山。
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