▼ひと【NO.6】
商店会連合会会長、細川博通さん

■ネットで活性化
なばりバリバリモールを企画

 「やる気のある個々の店舗の元気をひとつにまとめる」と力強く話すのは商店会連合会会長の細川博通さん(51)。桔梗が丘商店街で自転車販売業を始めて30年。最近では、三重県補装具委託指定業者として車椅子の取り扱いも。
 「インターネットの時代に地域密着型のネットショップを」と名張市商店会連合会が主体となってネットショップなばりバリバリモール≠企画。「ネットでショッピングというと、全国を意識しているように聞こえるが、地元に重点を置きたい。お年寄りにもインターネットを利用する人は増えている。信用のおける地元商店のホームーページにアクセスしていただくことで、買い物、配

達、修理など昔の御用聞きのように、利用していただけるはず」。
 仕事の傍ら講習を受け、自身の「細川サイクル」のホームーページは自力で作れるようになった。「電話での注文は、言葉だけなのでどうしても通じにくいところがある。商品の写真と、その説明文が載っているホームページを見てもらってから、連絡をいただくことで、いろんな面で納得して商店を利用してもらえるようになる」。
 大型店におされて、中小商店には厳しい現状だ。個店同士のアイデアを出し合って、商工会議所に動いてもらえるよう、双方の連携を詰めていくのが、当面の会長としての務め。「いろいろと制限があるのか、会議所は紳士的というか、なかなかつっこんだ活動はしにくいようなので…」と、自分たちが主体となって活性化をさせていこうという意欲に満ちている。「元気な商店さんが本当にたくさんあるんです」。
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