■老いても個性を重視
つつじが丘北2番町で通所介護(デイサービス)施設「ファボール鴇(とき)」を運営する、NPO法人「和喜会愛(わきあいあい)」の代表を務める中山登貴さん(44)。
和喜会愛は、「老いてもいつまでもその人らしく地域で暮らす〜」ことを支援するために、中山さんを中心に、立ち上げられた。中山さんは元々、介護の仕事をしていたが、現場職として常々、高齢者一人一人にそぐうサービスを受けてもらいたいという思いがあった。「大きな施設だと、「今日はこれをしましょう」というものが決まっていて、全員揃って同じことをする。でも、みんな、日によって気分が違うんです」。出来るだけ希望に添いたい。しかし、「お年寄りたちは、自分の中に、今まで培って
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