▼ひと【NO.4】
三重スリーアローズサポーター 松井かれんさん

■大の野球好き
来春、関西独立リーグに参入予定の「三重スリーアローズ」(株式会社三重ベースボールサポート・代表取締役壁矢慶一郎)のサポーターとして広報を担当しているのは、松井かれんさん(20、すずらん台)。
 桔梗丘高校出身で、野球部のマネージャーだった。「家族の中で野球をしている人がいるというわけではないのですが…」というものの、大の野球好き。現在は、自宅のすずらん台から球団事務所のある津までの通勤だが、全国各地へ出張することも。「いろいろな所に行く機会が増えて、普段では絶対に接することのできない人たちに会えることが、一番楽しい」と、仕事のやりがいを話す。
 当面は、「広報としても社会人としても、まだまだなのでいろいろなことに対応できるように、自分を鍛えて、たくさんの人にPRできるようになりたい」。先月はTV番組による密着取材も受けた。「プレッシャーもあって緊張したのですが、うまく編集していただいて…(笑)。いい体験でした」と振り返る。
 松井さんの仕事に対する姿勢を見て代表の壁矢さんは、「若いけど、本当にしっかりしている」と太鼓判を押す。「かわいらしいということよりも、性格が素直で、失敗しようが何しようが、自分から仕事を進んですることが彼女の一番いい所」と言う。
 松井さんは、「球団の職員として始めてのことばかりなので、ついていくのに必死なのですが、将来の目標は、球場を支配できるように頑張りたい」と笑顔で。
 今、力をいれているのは同球団のホームページのブログ。現在、平均1日1000件ぐらいのアクセスがある。ブログでは先日来の問題に対し、「球団を応援してくださっている皆様には、大変ご心配をおかけしました。今後も三重スリーアローズは、愛される球団を目指して頑張っていきます。私自身も、気を引き締め、球団とともに成長していく気持ちです」とのコメントを掲載。
 「ブログは必ず1日1回は更新するようにしています。チームの情報もすべて載せています。ぜひアクセスしてください。今後ともご支援よろしくお願いします」。
 関西独立リーグは5月、運営母体となる株式会社ステラ(中村明代表取締役)の分配金不払いが発覚、その引責で撤退することが決まり、リーグ存続も危ぶまれていた。が、現在加盟している4球団と三重スリーアローズが新たな株式会社を設立、再出発を決定したばかり。
三重県民球団として、地域活性化、青少年の健全育成などを目標に掲げる三重スリーローズ。25日、球団の核となるメンバーがそろった。ATO(アドバイザーツーオーナー)には、元中日ドラゴンズでプロ野球解説者として人気の谷沢健一氏が就任。監督は、元東京ヤクルトスワローズの松岡弘氏、コーチに元中日ドラゴンズの藤波行雄氏、前原博之氏が決定している。

    
TOP戻る