▼ひと【NO.9】
初の女性議長 藤島幸子さん

■進める改革、正しい判断必要
 名張市の第59代議長に就任した藤島幸子氏は、公明党議員。副議長、監査委員を歴任、3期目で名張市議会初の女性議長に。
 「議長になるために水面下で動いたわけでもなく、改革を期待されて押し上げられた」のが、先の議長選で、議員の期待票が集まった。中央では自民党と組んで、与党として君臨した公明党だが、8月の選挙で大きな打撃を受けた結果、厳しい反省が行われている。そんな中、地方議会での議長就任は、公明党にとっても明るい話題。
 議長としての気追い込んだ抱負はないが、「これからの地方議会は自分で正しい判断をしなければならない。従来は、国が決めた政策と予算を選択しておれば良かったが、政権交代があり、国の方針も変わり、細かい制約や予算づけはなくなるだろう。自治体自らの政策選択と判断が求められる。これに対応するためには、議会も勉強をして市民のために正しい判断をする必要がある」と時代の移り変わりを冷静に受け止めている。
  「永岡前議長が進めた改革路線はそのまま受け継ぎ、消化して行きたい」と。穏和な顔の中に真剣な決意がうかがわれる。

       
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