▼ひと【NO.1】
桔梗ボーイズの監督  西田博徳さん

■礼儀正しく、優勝を
 今年35周年を迎えた名張市の少年軟式野球チーム「桔梗ボーイズ」(樋口芳仁代表)の監督を10年間努めているのは、西田博徳さん。
 桔梗ボーイズは、桔梗が丘地区を中心に市内5小学校から約30人の児童が集まり、汗を流している。現在コーチは7人。
 「あいさつをしっかりする」、「元気ないい声を出す」、「ガッツを出す」がモットーだ。
 数年前から連続県大会に出場する強豪に成長。結成以来35年続いた理由を、「先代たちがしっかりつないでくれたおかげ。子どもたちだけでは、こういう大きな大会もできない。保護者のかたがたのご理解とご協力があるからできること」という。大会では、他チームへの炊き出しや準備、送迎など保護者の協力が欠かせない。
 「ここ数年間は、県大会出場を自分たちの代で終わらせたくないという思いで頑張っているし、野球も好きなんでしょうが、今の子どもは淡泊な気がします。親にやらされているというわけでもないようなのですが…あっさりしている」と昨今の子供気質を話す。
 チーム目標は、「伊賀を代表するチームになること」。そのための課題は、大きな声で礼儀正しく。道具の片付けを自分たちでするなど数年来、変わっていない。「難しいことかもしれませんが、保護者の協力がなくても自分たちで、何でもできるような自立した子どもになってほしい」と西田さん。
 監督として子供たちから「健康と感動をもらっています。自分のプラスになっていると感じています。情熱がある限りやっていこうと思っているし、情熱を持ち続けていきたい」と話す。
  同チームの当面の目標は、県で優勝。「今まで、県準優勝が最高だったので、ぜひ優勝させてあげたい。なかなか普段の力が出し切れない部分があるのも事実。経験が大事だと思っているので、いろんなチームと対戦していきたいと思っています。みんな仲良く楽しく。でも、勝負には徹したい」。

   
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