▼ひと【NO.1】
ダンサー 小野美公さん

■SMAPのバックで活躍
大物歌手のコンサートやTVの歌番組のダンサーとして出演し、輝きを放っている小野美公さん。現在、東京在住。東京では、友人たちとダンスチームを組み、毎日少なくても2時間の練習は欠かさない。
美公さんは、ドリームズカムトゥルーの4年に1度しか行われないライブイベント「ワンダーランド」出演のオーディションに見事合格した。オーディションは名古屋で受け不合格、悔しさのあまり、再度大阪で受け合格。
その後、ドリカムの「ウラワン」というツアーなどにも出演。また、TBSの「火曜曲」ではSMAPの後ろでも踊り、活躍の場を広げている。「TVよりも舞台に立つ方が気持ちいい。爆音と歓声がすごいことと、四方八方から見られていることで、もっとがんばろうと思うし、みんな絶対こっち見てないけど、みんなが自分のファンみたいに思って気分が舞い上がる」と語る。
ダンスは小学3年生のころから始めた。とにかく好きだったので、上野や名張のダンス教室に通った。他にミュージカル、新体操、バスケット、スイミング、習字、公文…なども習い、「遊べなかった記憶がある。でも習い事は楽しかったから苦ではなかった」と振り返る。
ずっと続けていたバスケットの未練から大学は、大阪体育大学に進学。しかし、しばらくでバスケットを止め、ダンス一筋にする決心をした。この時が転機。大学では、ヒップホップのサークルを立ち上げ、大阪でエグザイルのダンススクール「EXPG」に入った。「エグザイルのメンバーは全然知らなかったけど、すごいと言われる人のところで、手っ取り早く舞台に立ちたかったから」と美公さん。今、そのときレッスンで一緒に踊っていた子たちが、「E-girls」や「GENERATIONS」などのグループとしてデビュー。それをテレビで見ると悔しい気持ちになる。
ゆくゆくは芸能活動をやっていきたいという夢があった。「もうちょっと痩せてたら、あそこにいたかもしれへんと思ったら、めっちゃくやしい。でも食べるの好きやから」と、くったくなく笑う。
小野さんのアピールポイントは、長い手足を生かした人より大きい踊りだ。「力強さは負けません。さらに、子どもの頃からバスケットで培ってきた精神力にも自信がある」と。当時のコーチだった母の久美子さんはこわいコーチだったという。久美子さんは「美公は高校時代も学校は皆勤賞。友だちが多いのも良いところ」と話し、美公さんも「友だちとか周りの人に恵まれて、ここまできました」と、親子愛が聞きとれた。
今年は、ダンスだけでなく演技など新しい分野にも挑戦。「もっともっと仕事したいと思っています。イベントなど、呼んでもらったら、すぐ東京から帰ってきます。よろしくお願いします」。

   
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