■珠算も十段目指したい
名張市立北中学校１年の山本征和君（13）が、９月に行われた暗算検定試験（全国珠算教育連盟主催）で最高段位の十段に合格し５日、名張市役所を訪れ、亀井利克市長に報告した。
試験は乗暗算（掛け算）、除暗算（割り算）、見とり暗算の３種目を各２００点満点で競った。山本君が合格した暗算十段は、各問題を１９０点以上が必要。それぞれ40問ずつの出題で、制限時間は各３分で、１問あたり３秒程度で解かなければならないが、山本君は乗暗算で１９０点、除暗算で２００点、見とり暗算１９５点で見事に合格。
試験は全国各地で行われ５４４３人が出場。十段合格者は全国で23人。三重県では山本君と津市の小学生の２人だけ。
亀井市長は「十段合格は大したものだ。名張市の誇りだ、今後もがんばってください」と励ました。山本君は「珠算は現在四段ですが、十段を目指したい」と述べた。