▼ひと【NO10】
少年ものの挿絵制作 フェルトアート作品

■フェルトアート作品
名張市郷土資料館の企画展示で、乱歩作品を題材にしたフェルトアートとイメージイラストを披露しているのは、桔梗が丘4番町のフリーライター、上田豊太さん(45)。
一昨年、名張ロータリークラブが近鉄名張駅東口駅前に乱歩の銅像を建立した際、下部組織の名張ローターアクトクラブから依頼されて「怪人二十面相」を題材にしたフェルトアート17点を制作。生誕地碑広場に特設した黒テントで披露した。
「小学生のとき、少年探偵団が活躍する少年ものを読んでワクワクドキドキしたのが乱歩作品との出会い。大人向け作品では、ミステリー的な要素より、谷崎潤一郎や三島由紀夫に通じる耽美的な作風に惹かれます」
現在も、油性マジックで乱歩作品の挿絵制作をつづけているが、「少年もの全作品をイラストで表現するのが目標。まだ1年はかかると思います」という。

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