▼ひと【NO.8】
桔梗が丘体操会代表 小坂雄宏さん

■発足15年「あれっこわい」を認定
桔梗が丘体操会は、毎年3月1日から11月30日までの早朝6時30分から名張市立桔梗が丘小学校で、ラジオ体操、ニンニン体操、名張バリバリ体操を20分間行い、健康増進を心がけている有志の集まりだ。
小坂雄宏さん(桔梗が丘3)は同会の代表を務める。11日早朝、NHKの夏期巡回ラジオ体操に参加した後、ラジオ体操を実践指導し普及向上に多大な功績があったとして、名張市でただ1人、三重県の府県等表彰の個人表彰を受けた。賞状を手に「「体操を始める前は、横に転がした方が早いぐらいの体型で、靴ひもが締められんぐらい腹が出てたんです。いまは違いますね」と元気な体を誇示。
また、現在まで延べ約10万人が参加したという同会は5日、発足15年目にあたり、名張市から「あれっこわい認定」を受けた。夏休み期間中は小・中学生の参加もあるが、登録会員は70歳代を中心に70人。いずれも年齢を感じさせない。
体操の他に運動はしていない小坂さんだが、「当時に比べると20`の減量に成功し、動きやすい体型になった」と笑う。
80歳、現在も大阪まで通勤する元気老人=B「朝、お腹が空いた状態で体操をし、家に帰って家内に握り飯を3つ作ってもらう。それと味噌汁を飲んで仕事に出かけます。日本人に生まれて良かったと思います」と。
同会創立は、平成15年7月。小坂さんが桔梗が丘3番町の区長時代。夏休みに子どもたちも一緒に小学校でラジオ体操をしようという意見がまとまったのが始まり。2年ほど経ったころから、桔梗が丘1から3番町だけでなく他の地域からも参加者が増え、大人100人、子ども100人の総勢200人の大所帯のときもあった。
創立時の仲間もいなくなり、15年間ほぼ皆出席なのは小坂さんただ1人になった。
5年前。子どもの人数が多くなり、少しでも近くで実施したいという声が上がり、西地区が分離。これを機に、桔梗が丘内は4地区に分かれてラジオ体操を行っている。
「うちは、参加人数は安定しているが、随分会員は減りました」と小坂さん。
小坂さん自身、仲間ができ、会話することが健康に一番良いという実感がある。現在、会員の男女比は半々。「男性は仕事を引退すると外に出にくい人が多い。そういう人に是非来てもらいたい」と話す。参加するのに連絡はいらない。
「目標は、会員数を増やすこと。20年目を目指してがんばります」。

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