三重県立名張高校で17日、元京都大学総長で農学博士、沢田敏男さん(88)の文化勲章受章記念植樹と記念碑の除幕式が行われた。沢田敏男さんは、現在の伊賀市上津出身で、名賀農学校(名張高校)は母校。
記念植樹は、文化勲章受賞後、沢田さんが名張市に多額の寄付をしたことから、亀井市長が提案。除幕式では、同校卒業生でもある市長が、「この木を見るたびに、生徒たちにこんなビッグな先輩がいたと知ってもらって、今後の勉学の励みにしてもらいたい」とあいさつ。さらに、「寄付していただいたところから、市内各学校にAEDを設置していけたらと思っている」と話した。
植樹された木は、約4rのシマトネリコ。寒さに強く、夏にはかわいい花を咲かせる。
除幕式の後は、講堂にて、同校全生徒を対象に、「科学技術と芸術の融合」というテーマの講演会が開かれた。
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