2021年度 バックナンバー
都道府県のぼり旗で国体ムード盛り上げ

今秋開催される三重とこわか国体・とこわか大会に全国から訪れる選手や関係者等を歓迎する手書きの応援メッセージ入り応援のぼり旗が名張市役所(鴻之台1)1階ロビーにお目見えした=写真。
市教委国体推進室が市内19小中学校に依頼し、昨年の10月から今年の3月まで各学校で製作されたもので47都道府県各3基ずつ合計141基になる。製作にあたった児童や生徒は歴史上の人物やゆるキャラ、名産品、観光地など各都道府県の特色を考えて応援のイラストやメッセージなどを考案した。4月12日から23日は名張小学校と蔵持小学校の作品が掲示されており、9月3日まで10期に分けて製作された全ての旗が順次展示される予定である。準備室では、「この応援のぼり旗を一人でも多くの市民に見ていただき、国体ムードを盛り上げ、名張市に来ていただく方におもてなしができれば」と期待を寄せている。
なお、三重とこわか国体は9月25日から10月5日までの11日間。名張市では正式競技として、ホッケー、軟式野球、弓道の3種目。それに先行して公開競技の綱引き(8月28・29日)、デモンストレーションスポーツとしてターゲット・バードゴルフ(6月6日)が行われる。

 


東京五輪聖火リレー 伊賀・名張に

3月25日、福島県をスタートした東京オリンピック聖火は、4月7日三重県に入り、四日市市、鈴鹿市、鳥羽市、伊勢市などをリレーして、8日伊賀市へと引き継がれた。午前9時30分伊賀上野城本丸広場を出発した聖火は、伊賀市役所までの5・1キロを25人のランナーによって運ばれた。
伊賀市の第1走者は、歌手の鳥羽一郎さん。「子どものころテレビで見ていた」東京五輪に聖火ランナーとして関われることの喜びを噛みしめるように、城の石段を一歩一歩進んでいった。午前10時30分過ぎに、伊賀市の最終ランナーとして聖火を運んだのは、くノ一忍者として伊賀忍者博物館内でショーを行っている渡邊未央さん。国内はもちろん海外でも三重県の文化である忍者ショーを行い、三重県の魅力を発信している。岐阜県から未央さんの応援にやって来たご両親の敏夫さんと恵利子さんは「お世話になっている伊賀市に恩返しができれば。伊賀市の最終ランナーに選んでいただき光栄です」と笑顔で拍手を贈っていた。
午前10時40分過ぎ、聖火は次のリレー地の名張市の赤目四十八滝へと引き継がれた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、三重県の実行委員会から沿道での観戦を控えるようにとの指示があり、伊賀市のゴール地点となる市役所ではマスク着用、手指の消毒、密をさける、声を出さないで拍手をするなどの徹底した感染防止対策を講じて、世紀の出来事を多くの市民は注視していた。
伊賀エリアの25人の走者順番と出発地は以下の通り。@鳥羽一郎さん・伊賀上野城A清水進一さん・俳聖殿前B宮田英樹さん・上野公園入口C北川丈博さん・上野高校東門前D山原裕美さん・丸之内交番前E澤田政英さん・だんじり会館前F伊藤沙彩さん・丸之内交差点G田上啓史さん・上野東町ポケットパーク前H大田智洋さん・銀座二丁目バス停 北側I舘美穂さん・伊賀上野銀座商店街振興組合北側J中川知花良さん・茅町交差点北側K八田由香さん・桑町バス停向かいL原隆久さん・桑町交差点南側M山根秀昭さん・伊賀上野アーチ南側N久末秀史さん・上野大橋北詰O西井三千さん・上野東IC南側P大橋明日美さん・伊賀警察署口交差点Q清水楓真さん・上野市民病院口交差点北側R奥泰洋さん・市民病院下〔上野総合〕バス停南側S林達也さん・本郷口バス停21)◯21恵川裕行さん・四十九町交差点22)◯22庄山輝さん・ゆめが丘西口交差点東側23)◯23永田遥輝さん・四十九跨道橋北東側24)◯24田晴加さん・伊賀市役所南25)◯25渡邉未央さん・市役所前ラウンドアバウト交差点手前。
オリンピックの聖火リレーは伊賀市を抜けた後、名張市に到着。市内屈指の観光地・赤目四十八滝の不動滝付近からスタートした。トップランナーは梶谷穣さん。
スタートの合図が渓谷に響き、不動滝の手前に集合していた多くの観客が拍手を送った。聖火は次々とランナーに引き継がれ、赤目キャンプ場でゴール。次の開催地である松阪市へ引き継がれた。
名張エリアの11人の走者順番と出発地は以下の通り。@梶谷穣さん・赤目四十八滝不動滝Aクマさん・霊蛇滝広場B蛭川竜次さん・行者滝C前川美優さん・赤目四十八滝入口D南川江梨香さん・赤目小公園E松原智久さん・赤目滝バス停F尾上隆之さん・入場山門西G萩森くるみさん・赤目滝橋前H大西博之さん・県道赤目滝線1I小田原博さん・県道赤目滝線2J伊藤茂一さん・県道赤目滝線3。

 


青蓮寺湖桜ウオーク・百合が丘シニアクラブ

名張市百合が丘シニアクラブ(芦木忠雄会長)は、3月28日「青蓮寺湖桜ウオーク」を実施した。これは同クラブが年2回青蓮寺湖畔の秋の紅葉と春の桜を楽しみながら、会員の親睦と健康づくりを目的として実施しているもので、今回は64人の参加があった。コロナ禍で外出機会が減った高齢者に少しでも外に出てもらおうと会員に呼びかけた。記念写真を撮った後、弁当と飲み物を受け取り、それぞれが思い思いのペースで歩きながら、湖畔を彩る満開の桜を楽しんだ。参加者からは、「こうして外に出て青蓮寺を歩きながら、美しい桜を見れて嬉しい」と喜びの声が聞こえてきた。

 


いざという時のために・災害対応特殊化学消防車を導入

大規模災害発生時に対応するための最新式消防自動車が名張消防署に導入され、3月19日名張市消防本部で署員向けの取り扱い説明会が開催された。
全長7・2メートル、全幅2・33メートル、高さ3・05メートル、総排気量5120リットルで水槽には1500gの水と原液槽には500リットルの消火剤が積める。購入金額は約6400万円。
説明会の試運転時には消防ホースから消火剤の白い泡が勢いよく放出された。油火災など化学工場火災発生時に威力を発揮することが期待される。集まった10数名の署員は、火災発生時において迅速かつ的確に操作し消火活動ができるようにと真剣に説明を聞いていた。

 


薦原シンボルマーク誕生

昨年11月、子どもたちが地域に愛着を感じ、未来の地域づくりの主役にとの思いから、薦原小学校(林辰久校長)では薦原のシンボルマークを作ろうと、全校生徒101人が図工の授業で取り組みを始めた。児童一人ひとりが薦原のイメージを膨らませて考えるのを、地元で活躍する薦原小出身のデザイナー今坂友哉さん(27)がサポート、シンボルマークを完成させた。デザインを考える時、子どもたちは薦原のイメージとして、学校の環境教育として学んでいる同地域で生息する絶滅危惧種の「ギフチョウ」や、自然豊かな地域から「桜」「山」「川」などが多くあった。今坂さんはこうした子どもたちの思いを大切にしながら、友達同士、人と人の繋がり合う姿をピンク色の桜の花で表し、山や川を青い4本線で中央に、薦原のアルファベットの頭文字Kはギフチョウをモチーフにして作り上げた。
3月16日、完成したシンボルデザインを初めて目にした児童たちは、歓声をあげ、出来上がりに満足顔であった。児童代表で挨拶をした6年生の友定渉磨さんと福地洛朗さんは「この素敵なシンボルマークを見て、もっと自然を大切にしようと思う人が増えたらいいな、卒業前にいい思い出になった」と話した。発表に立ち会った薦原地域づくり委員会の古谷久人会長(70)は、「すばらしいマーク。皆さんが薦原のことをいろいろ考えてくれ、嬉しい。これからこのマークをいろんな行事で使わせてもらう」と笑顔で話していた。

 


やなせ宿で国登録有形文化財「建造物」のパネル展

初瀬街道沿いには歴史的に貴重な建造物が数多くあるが、国登録有形文化財「建造物」のパネル展が旧細川邸やなせ宿中蔵(名張市新町)で3月14日から開催される。
われわれの周りにある貴重な文化的建造物を守り、その外観を変えず地域の資源として守り活用していく制度が「文化財登録制度」であるが、今回は名張市にある国登録文化財12か所をパネル展示し、今後のまちづくりや観光などに活用してもらうことを期待しての開催。
パネル展示建造物は山口家住宅・梅田家住宅・小川家住宅・中井家住宅・川地写真館・岡村家住宅・保田家住宅・貝増家住宅・大和屋店舗・木屋正酒造店舗・山中家住宅・旧細川家住宅。
展示期間は4月18日まで。午前9時から午後5時。月曜休館。入場無料。
写真は文化財建造物のひとつ梅田家住宅。

 


名張市役所に授乳室・若い母親の声がきっかけ

「市役所に行っても授乳する場所がない」亀井利克名張市長が行政懇談会の席上、若い母親の願いを聞いたのがきっかけとなり、今回の設置に至ったもので、「みえ森と緑の県民税市町村交付金」を活用、約156万円かけてできたものである。
この授乳室は、市役所1階大会議室前にあり、2人掛けのソファーとテーブル、子ども用スツールが置かれ、面積は3・7平米。三重県材を多く使用し、緑を基調として室内は木の香りを感じながら、ゆったりとした気分で利用できる。また、天井はなく、明るく開放的。入り口も段差を無くしベビーカーが通れるように配慮されている。
「今、丁度確定申告の時期であるが、親子で市役所に来ていただきやすくなるのでは」と担当者は利用を呼びかけている。

 


名張市桔梗が丘南小卒業生にサプライズ

新型コロナ感染拡大防止のため、学校行事も例年とは様変わりしている。名張市立桔梗が丘南小学校(216人・稲森理伸校長)では、「6年生を送る会」は例年なら6年生の前で、各学年の児童が出し物をし、楽しんでもらったり感謝の気持ちを伝えたりしている。また、保護者や地域住民も観覧し、会場を盛り上げている。
しかし今年は、会場に入るのは6年生と発表学年だけ。これでは少し寂しい、何か他に方法は……と考えたのは、地域に住む学校ボランティア。代表の出井恵子さんら3人の発案で、区長・自治会長・民生児童委員・地域コーラスなど66人が同校卒業生の歌手平井堅さん(49)作詞作曲の「桔梗が丘」の歌詞を1人1文字ずつ折り紙に書き、出井さんらは書いた歌詞を回収し、模造紙に貼り付けた。放課後6年生に見つからないようにと模造紙を体育館の壁面に掲示し、平井堅さんの母・佐和子さん(79)は卒業生36人1人1人の似顔絵を描いた。それらは会場壁面に飾られ、例年にはないサプライズな演出で「送る会」の雰囲気を盛り上げる事になった。
「6年生を送る会」当日の22日、1年から5年までの児童はマスクをして、ソーシャルディスタンスを保ちながら各学年趣向を凝らした出し物で、6年生に感謝と祝いの気持ちを伝えた。送る会の最後に稲森理伸校長から、平井堅さんのお母さんからいただいた似顔絵や地域の人が作ってくれた模造紙の歌詞の話を聞いた児童からは歓声が上がった。その1人林田理紗さん(12)は、「地域の人が自分たちのために歌詞を書いてくれたのが嬉しい。似顔絵はとっても似ていてびっくりした」と喜んだ。
なお、これらの作品は送る会終了後、桔梗が丘市民センターに展示された。

 


いざという時に迅速円滑に支援を

名張市社会福祉協議会は名張ライオンズクラブ(名張LC)と「自然災害時における災害ボランティアセンター支援に関する協定」を締結し、2月17日、名張市総合福祉センターふれあいにおいて調印式が行われた。
名張LCは、自然災害発生時に市内の被災場所に対し迅速かつ円滑に支援を行うことを昨年の創設45周年総会において決定していたが、昨年8月23日に、ライオンズクラブ国際協会一般社団法人日本ライオンズクラブが全国社会福祉協議会と同協定を締結したのを受け、今回の協定締結となった。
現在、名張LCの会員は39名。建築関係や食料品関係など幅広い業種の会員がいるため、災害ボランティアセンターへの必要な人的支援や物的支援などがスムーズに行える。
名張LC田合豪会長は「全国各地で発生している自然災害に対し、今までも支援を行ってきた。三重県で初めてとなる名張市社会福祉協議会と協定締結することにより、地元名張で災害が発生した時は、車の提供や物資の配給などすばやく対応させていただけると思う」また、名張市社協の奥村和子会長は「大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。


「元気で笑顔弁当」3月販売

家庭科や食育で学んだことを生かして地域の人が元気になるような弁当を考えようと、名張市立つつじが丘小学校(上谷典秀校長)の6年生が2月4日、アイデア弁当の発表会を行った。中学校になると弁当給食のため、毎年6年生は家庭科で「弁当つくり」の調理実習を行っている。しかし、今年は実習ができないため、それに代わるものとして、家庭科担当西山節子教諭と北中一枝栄養教諭が子どもたちが日ごろ世話になっている地域の人への感謝を込め、「コロナ禍でも地域の皆さんが元気で笑顔になるような栄養のバランスの取れた弁当を考案して、地域の皆さんに食べてもらおう」と企画。その名も「コロナに負けずに元気で笑顔になろうプロジェクト」。地域の人に弁当を食べてもらうために、地元スーパーヤオヒコ名張店の協力を得て実現することになった。
1月20日、ヤオヒコ惣菜部の上田桂市さんから、つつじが丘小学校6年110人に、弁当を商品にするために、「栄養バランスや原価、食材、特色などを考えることが大切である」ことなどを教わり、1人1人がオリジナリティあふれる弁当を考案した。
この日は、各学級で選ばれた15人が、地元のまちづくり協議会会長を始め、地域の役員や上田さんらを来賓に迎えて、弁当の材料や出来上がり図を示しながら、同級生に発表。名張産のブロッコリーやいちご、牛肉を使ったり、ひやわんごはんや免疫力のつく弁当など工夫を凝らしたユニークでオリジナリティあふれるものばかりであった。
この日発表をした来住南碧惟(くすなあおい・12)君は「たまごやカツそして地元産の野菜などをパンで挟んだサンドウィッチで、ボリューム満点で食べやすく、免疫力もあがる。食べると皆笑顔になるようにスマイル弁当と名付けた。お母さんからも少しアドバイスをもらったが、選ばれたら嬉しい」と話していた。
ヤオヒコでは今後、発表の15点の中から1点を商品化し、3月1日から10日までの間、毎日10食程度、名張店で販売。弁当のラベルのデザインも児童が考案し、元気で笑顔になるようなメッセージを添える。また6年生全員の弁当のアイデアも店内で掲示する予定。


ご存知ですか?「スクエアステップ」

いつ収束するかも分からないコロナ禍時代、自粛ストレスや認知症のリスクを抱えている高齢者は多い。しかし、そうした心配をしている人にぜひお勧めしたいのが「スクエアステップ」である。
これは、一辺25センチの正方形を横4個、縦10個の計40個並べたマット上で足ふみ(ステップ)をする運動で、特に高齢者の転倒防止や認知予防などに効果があるとされており、名張市でもいくつかの市民センター等で行われている。
百合が丘ふれあいサロン「ゆこゆこ」では、2016年から行われ、当初は市の社会福祉協議会から指導員が来ていたが、今は地元の廣瀬幸子さん(69)がリーダーとなって指導に当たっている。毎週月曜の10時から1時間、参加者は地元の高齢者であるが、他地区からの参加もある。新型コロナウイルス感染防止のため、入室前の検温、手指の消毒、マスク着用、室内換気を徹底し、準備運動を始める。体が温まったところで、ステップ開始。最初は簡単なステップをしながら、足し算、引き算を。以前は大きな声も出していたが、今は小声で。小学生程度の計算もステップをしながらではなかなか答えが出てこない。以前は10マス終えたら先の人とハイタッチをしていたが、今は一人万歳。右足スタートの次は左足スタート。徐々にステップが複雑になってくる。大きく手を振り、足を挙げリズミカルにと思うが、うまくいかない。途中で立ち止まる人、間違ったままやり過ごす人、でもそれを責める人はいない。全員が間違わないという完璧を求めない。それより目と耳と頭と足と、全身の機能を総動員して、右左右左…。最後に笑顔になれればそれでよし。
「ゆこゆこ」で開設当初より参加している森川三男さん(93)は、「これをしているから93歳になってもボケないでいられる。そして、毎週皆さんと顔を合わせることができて嬉しい。これからも続けていきたい」また、世話役の斎藤公太郎さん(80)も「もうすぐ81歳になるが、これはボケ防止に一番です。そして楽しい。もっともっと仲間が増えればいいのに」と笑顔で話していた。
【メモ】スクエアステップは、2000年に大藏倫博筑波大学教授らにより考案されたエクササイズで「歩く脳トレ」。高齢者だけでなく小中学生の体力つくりにも活用されている。今年は中止になったが、毎年名張市社会福祉協議会では講習会を開催している。


快挙!珠算十段合格

「念願の十段に合格できてとても嬉しいです。将来は、計算を活かせるような職業に就きたいです」20日、第400回全国珠算教育連盟主催段位珠算検定で最高位の十段に合格した赤目中2年の八木継玄(つぐはる)君(14歳)が、指導者の竹島史雄さんといっしょに亀井利克名張市長を表敬訪問をした。
計算が苦手だったので、何とかしたいと思い、小学校3年生からそろばんを習い始めた八木君は、「持ち前の根気強さで練習を重ね、見る見るうちに上達していった」とは、指導にあたる竹島さんの弁。昨年1月に九段を取得してから5度目の挑戦での念願達成である。
コロナ禍の中、昨年は珠算教室も休校を余儀なくされたこともあったが、竹島さんは自身がモデルとなって練習動画を作成したり、ZOOMを使ってのONLINE授業を行ったり、工夫を重ねながら、「学びを止めないとの思いで指導を続けた」と言う。八木君も、こうした動画やONLINEを活用しながら練習を重ねた。
昨年11月に行われた段位珠算検定には、全国から9千270名の参加があり、十段合格は全国で12名、三重県では八木君だけである。必須種目は乗算、除算、見取算の3種目、選択種目の4種目から伝票算、暗算、開法の3種目に挑戦し、各種目300点満点中280以上が必要な十段に、満点2種目を含め、全てで280点以上を獲得し、見事十段に合格した。
「そろばんが厭になった事はあったが、やめたいと思った事はない」「難しい問題に挑戦してできた時は、とても嬉しい」「違う珠算検定もあるのでそれにも挑戦していきたい」と語る。現在も、珠算教室や自宅で週5日は2時間は練習を続けているという八木君について、竹島さんは「練習熱心だし、集中力は特に優れている」と教え子の快挙に喜びを隠せない表情であった。
また、検定同様に実際に伝票算をやっている様子を見た亀井市長は、伝票を繰る指の動きや計算の速さに驚きながら。「これからもがんばってください」と激励の言葉を贈った。


「夢はプロ選手になること」スケボー少年・全国大会へ

3月に千葉県で開催される「FLAKECUP 2020-2021」チャンピオンシップ大会に出場する名張市立蔵持小学校6年瀧永遥句(はるく)君(11歳)が12日、亀井利克名張市長を表敬訪問した。瀧永君は、昨年11月に行われた鵠沼(神奈川県)大会スーパーキッズクラスで優勝し、今回は招待選手として出場。小学校2年の時スケートボードに出会い、面白そうだと3年から本格的に練習を始めた。今は平日には3時間、土日には5・6時間、コーチの指導者の下で練習をしている。将来の夢は「プロ選手になること」。また今大会の目標は「順位は特に気にしないが、ベストを尽くし、自分の技が美しくできること」と言う。
亀井市長から激励の言葉が贈られ、「がんばります。」と元気よく答えた。
なお、大会は当初、1月16日開催の予定であったが、千葉県に緊急事態宣言が出たため、3月13日に延期になった。


「社会を明るくする運動」作文全国表彰・名張中の永野さん

名張市立名張中学校2年の永野由華さん(14)に1月8日、法務省主催「第70回社会を明るくする運動」作文コンテストの最高賞である全国中学校長会会長賞が贈られた。
「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行を防止し、立ち直りを支え、安全で安心な明るい社会を構築する運動であり、更生保護の理解を深める一つとして、毎年全国の小中学生から作文を募集している。
永野さんは、父親が子どものころ、問題行動を起こしていた同級生が親族の愛情で更生した話を聞いたことや自分が小学生の時、電車で出会った「見た目に怖そうな顔をした男の人」が泣きやまない子どもに優しく声をかける様子を見た体験を思い出し、家族や周囲の人からの愛情の大切さに気づき、自分も「愛情を知った大人になる」というテーマの作文を書いた。
倉谷浩一津保護観察所長から表彰状とトロフィーを受け取った永野さんは「大変嬉しいです。これからも愛情をもって人と接していきたい」と笑顔で語った。なお、中学生の部の県内における全国表彰は12年ぶりであり、名張市では初めてである。


「名張農業積極応援のお店」認定

野菜や果物の産地直売施設「とれたて名張交流館」(通称とれなば・名張市希央台2)では、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛要請等により、地元農産物の需要が減少している飲食店や農業経営者を応援しようと、「名張農業積極応援のお店」認定事業を開始した。
これは、「とれなば」で地元農産物を購入し、自分の店で客に料理として提供している飲食店を「名張農業積極応援のお店」として、名張市経済好循環推進協議会長(亀井利克市長)が認定し、その経営姿勢を広く市民や「とれなば」に野菜や果物、総菜などを出品している近郊農家の会員(約250人)にアピールするとともに、認定飲食店数の増加を図ることをねらいとしている。
また、その飲食店を利用した人には、「とれなば」での購入割引券がもらえ、「とれなば」の利用者増加とともに、生産者、飲食店、消費者のそれぞれにメリットがあり、名張市の経済が好循環する試金石として期待される。
認定式は、12月23日「とれなば」で行われ、名張市経済好循環推進協議会運営委員長・杉本一徳氏より飲食店代表 「日本料理 和Ann あん藤」の安藤弘和さんに認定書と認定ステッカーが手渡された。
認定を受けた安藤さんは「とれなばの地元産の野菜は、安価でおいしく安全である。これからも地元野菜でお客さんに喜んでいただける料理を作って行きたい」と話した。
なお、今回認定された飲食店は現在9店であるが、今後認定を希望する飲食店は、「とれたて名張交流館」(電話62・1755)で受付を行う。
「名張農業積極応援のお店」認定店舗
レストランアミティエ、焼肉レストラン奥田、古書からすうり、古民家cafeこのは、名張和心、ゆとり、room、若菜、日本料理 和Annあん藤


「城下町ホテル」開業

伊賀市内の古民家を改造した「城下町ホテル」がこのほど開業。営業の合間を縫って内覧会が開かれたのでのぞいて見た。この日、見学できたのは2棟。1つは上野相生町にある旧旅館でフロントとレストランを備えた「KANMURI」棟、もう1つは上野農人町の旧町家を改修した「KOURAI」棟。
前者は江戸末期の生薬問屋で、明治になって料亭に改築されたもの。改修中の7月に取材したが、この時はまだフロントはできていなかった。門を入ると盛時をしのばせる庭もあったが、当時は荒れたまま。今回は整備され、きれいに生まれ変わった。その横にフロントの1室。3棟目はまだ改造中だが、ここが城下町ホテル全体の司令塔になるのだ。伊賀市役所・空き家対策室主査の森下英樹さん(42)に、オープン後の予約状況を聞いてみる。「コロナ禍の中で開業したので、お客様の申し込みがあるのか心配でした。最悪3割くらいかと予想したのですが、8割も予約いただいてほっとしています。もっともこれからどうなるかわかりませんが」
一般客が入れる1階レストランも見せてもらう。部屋は2間。10畳にはテーブルが3つ、13畳にはテーブルが4つ。テーブルとテーブルの間隔はかなり離れている。感染予防の対策もしっかりとられているようだ。
前回工事中で入れなかった「KOURAI」棟にも行ってみる。旧広部邸で、かつては手広く金物を扱っていた典型的町家だ。通りに面した組みひも店の奥にある。入るとすぐ左に部屋。床の間がある。見ると掛け軸が3幅。いずれも「呉春」の落款(らっかん)がある。えっ、とびっくりする。呉春は江戸中期の画家で俳人。与謝蕪村、丸山応挙の画風を継いだ京都画壇・四条派の始祖である。そんな絵が部屋に無造作にかけてあるのだ。「この絵どこにあったの。蔵かな」と声がする。見ると女性が2人。床の間の柱を指さしながら「この落書き、いとこが書いたものやわ」と話している。推察するに、この家のお孫さんらしい。かつて住んだ家を見るために、東京方面から駆け付けたのだ。それにしても呉春の絵が3枚も掛けてある床の間なんてぜいたくそのもの。裕福な商人はこんな絵を掛けて楽しんでいたのか。まったくうらやましい。こんな部屋なら私も一度は泊まってみたい。
土蔵2つを改修した部屋ものぞく。上を見ると大きな梁(はり)がむき出し。下にはきれいなベッド。けっこう落ち着けそうな空間である。人気があるのがよく分かる。もう1棟も早く完成させてほしいものだ。(小谷虎彦)